洋服作家である私の葛藤

洋服作家である私の葛藤
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週の始まり月曜日

今日の夕飯は豚バラ大根

大根を一本使いましたよ。

初めての味噌ベースで

圧力鍋で一気に加圧。

これでお米を沢山食べてもらいましょう。

男子4人の我が家は、彼らのお腹を満たすことで

頭がいっぱい。

病気になって一番に考えたこと

乳がんになって、真っ先に考えた事は、

後何年生きられるか。

次に考えた事が、お洋服を制作販売する私。

もう、体のシルエットが変わったら、

洋服作れないかも知れない。

こんな事を考えていました。

余命に関しては、先生が「適切な処置をすれば

完治が見込める段階なので、その心配はありませんよ」

と言われました。とりあえず、余命は大丈夫なのね。

と一安心。

事業のお洋服の方は、どうしよう。

比較的、ダボっとしたテイストより、体が細く見えるのが

好みなのに、胸がなくなったら、それは無理なのかな。。

写真のお洋服は、2023年初夏から販売した

『美人ワンピース』

くびれが出るように設計されている

ワンピースです。

とっても人気でたくさんの枚数販売しました。

こういうお洋服はもう作れないのかな?

と考えると、胸がキュンとして、顔がどんよりして

なんとも言えない気分になりました。

そして、夏からミシンに向かう事はなく、

数ヶ月経っていました。

どうする事もできない日々

作業部屋の写真。

何度も何度もお洋服を縫ってみようと

布を見たり、型紙を引いてみたりしたけれど

なんか気分が乗らなくって

そんな中、お友達作家さんは色々挑戦していて

心がザワザワする感じ。

なんとも言えない感じ。

そんなんだから、Instagramとも遠ざかって

引きこもるような夏を過ごしていました。

今は、病気を公表して、少しずつ

前を向けるようになって来たけど、

ここに来るまでは、たくさんの心の葛藤が

ありました。

時が解決するって本当で、

一回しっかり休んでみようと決めたら、

心が軽くなって、今私が本当にやりたい事が

少しずつ見えて来て、体とうまく付き合いながら

日々過ごしている感じです。

やっぱり私はお洋服作りが大好きだから

私にしか出来ないお洋服を作ろう!

と思いました。

それは今じゃなくって

少し先の話ね。

今は、治療に専念しないとね。

頑張り続けなくてもくても

続けていたら、それはきっと

意味のある事だと思うから。

病気になったから作れるお洋服も

きっと出来ると思うしね。

もうすでに頭の中では1着出来上がってるのよ。

形にしなくちゃ♡

Wrote this articleこの記事を書いた人

omusubi-five

omusubi-five 女性

1978年6月生まれの46歳。蟹座O型。7歳14歳11歳の男の子を育てながら、洋服のデザイン縫製を一人で行うハンドメイド洋服作家。2024年7月両側胸乳がん罹患。病気に負けない、明日が楽しくなるような洋服を考案中。

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